別れさせ屋には、別れに関するさまざまなケースの依頼が舞い込んできます。その中で多いのが、離婚工作です。
「特定の相手を離婚させたい」と考えて別れさせ屋を利用する人はたくさんいます。別れさせ屋はどのように対象者を離婚させるのでしょうか。
この記事では、別れさせ屋が行う離婚工作や離婚に繋げやすい夫婦の特徴などを解説していきたいと思います。
離婚させたい相手がいて、別れさせ屋を利用しようと思っている人は、是非参考にしてみてください。
別れさせ屋の離婚工作の依頼で多いパターン
別れさせ屋に離婚工作を依頼する人は、いくつかのパターンに分かれます。
ここでは、「どんな人が離婚工作の依頼をするのか?」という部分を紹介していきたいと思います。
- モラハラやDV夫と離婚したい妻からの依頼
- 既婚者である不倫相手と結婚したい人からの依頼
- 子供とその結婚相手を離婚させたい親からの依頼
モラハラやDV夫と離婚したい妻からの依頼
まず紹介するのが、「自身が結婚相手と離婚したい」というパターンです。離婚したいが相手がそれを認めてくれないということで、別れさせ屋を利用するといったケースになります。
その中でも特に多いのが、モラハラやDV被害を受けている妻からの依頼です。
このような被害を受けていると、離婚したいとなかなか言い出しづらくなります。また、言い出せたとしてもそれを認めてくれないということもあるでしょう。
モラハラやDVを日常的に受けていると、ストレスが溜まって精神的に病んでしまうことがあります。このような夫とどうにかして離婚をしたいのなら、別れさせ屋を頼ってみるのがいいでしょう。
既婚者である不倫相手と結婚したい人からの依頼
既婚者と不倫をしている人からの離婚工作依頼も多いです。「既婚者である不倫相手と結婚相手を別れさせて、自分がその人と結婚したい」と考えての依頼になります。
別れさせ屋では、このような当事者以外の依頼についても可能です。
むしろ当事者なら自力で離婚をすることができますが、自分以外の人を離婚させたいとなると、自分の力では難しくなります。そのため、別れさせ屋を依頼するお客さんは、このようなパターンが多いです。
依頼者が直接関与できる部分が限られるので、工作活動もそれだけ難しくなります。このようなパターンは基本的に時間がかかりますし、それだけ費用も膨らみます。
子供とその結婚相手を離婚させたい親からの依頼
別れさせ屋には、「子供の結婚相手と仲が悪い」「大切な子供をあんな人に任せられない」という、親からの依頼も届きます。
「結婚前はいい人だと思ったのに、結婚後に相手の態度が急変した」ということで別れを希望する親もいます。また、「子供の結婚相手とは仲がいいが、相手の親とそりが合わない」という理由で離婚工作を依頼をする親も多いです。
こちらも当事者以外の人たちを別れさせるパターンになります。上記で紹介したパターンだと片方が不倫をしているので、ある程度離婚をさせやすいパターンでした。
しかし、このパターンは離婚をさせたい二人にそこまでの材料がないということで、それだけ難易度が高くなってしまいます。
別れさせ屋の離婚工作の費用感
別れさせ屋での離婚工作の費用ですが、依頼者と対象者の状況によって大きく異なりますが、200万~の費用は必要と思っておいて間違いないと言えるでしょう。
例えば「特定の相手を離婚させたい」という場合、相手の配偶者にフォーカスして工作する形が一般的。関係性としては以下のようになります。
- 依頼者(男性)
- 別れさせる対象者(女性)
- 対象者の配偶者(男性)
依頼者がどうすることもできないため、配偶者の方に異性を接触させてハニートラップを仕掛け、証拠を作る形を提案されることが多いでしょう。
対象者と対象者の配偶者が日常的にどのような行動をしているかの把握が必要になります。この情報が集まっている中で以下のような工作を行います。(※あくまで事例となります)
- 対象者の配偶者への自然な接触(1~2回)
- 交流を重ねる(2~4回)
- 交際を深める(3~4回)
- 離婚になるよう仕向ける(2~4回)
このようなステップになることが想定されます。1回あたりの工作員による工作活動の相場が15万円と考えると、最低でも200万円の工作費用がかかることになります。
別れさせ屋の離婚工作ってどういうことをするの?
離婚させたい相手がいる人の中には、「別れさせ屋を利用したいが、どういう工作活動をしてくれるのかがわからない」という人も多いです。
確かに、脅迫をして離婚を迫ってしまっては、依頼をした側も何らかの罪に問われることがあるかもしれないということで、この部分を不安に感じるのは理解できます。これについてですが、大多数の別れさせ屋はこのような方法を使わずに、法律に触れない範囲で離婚工作を行います。
では、「実際にどのような方法で離婚工作をするのか?」という部分をここで解説していくので、是非チェックしてみてください。
- 異性を仕向けるハニートラップ
- 同性を仕向けて友人として離婚を後押しする
- ダメな業者は強引な工作活動をしてしまうので注意が必要
異性を仕向けるハニートラップ
別れさせ屋が行う離婚工作の代表的なのが、このハニートラップです。異性を用意して、相手と恋愛関係を結ばせ、これを理由に離婚に繋げるというものです。
先ほど紹介したモラハラやDV夫と離婚したいというケースを例に取ると、夫に別の女性を仕向け、この女性と不倫関係にさせます。この不倫を相手に突きつけることで、離婚をスムーズに進めることができるのです。
ハニートラップという名前ではありますが、男性だけではなく、女性の対象者にも有効です。このハニートラップは、別れさせ屋の離婚工作で最も使われることが多い手法です。
同性を仕向けて友人として離婚を後押しする
ハニートラップ以外の工作方法で多いのが、対象者に同性を仕向ける方法です。対象者と友人関係になり、離婚を後押しするというものです。
先ほど紹介した、「不倫相手とその結婚相手を別れさせたい」というパターンで不倫相手が男性だとしたら、別れさせ屋が用意した男性をその不倫相手に近づかせます。そこで、友人関係を構築し、夫婦の相談などを受けるような間柄にさせ、離婚を後押しするのです。
「もっといい人がいるよ」「今の奥さんはお前に相応しくないよ」などと言いつづけ、相手に離婚を決心させるという方法です。
友人関係になるだけではなく、家庭の相談を持ちかけられるほど厚い信頼を得なければなりません。そのため、この方法は時間がかかることが多くなります。
ダメな業者は強引な工作活動をしてしまうので注意が必要
業者によって、工作活動のやり方に違いがあります。
それぞれ、独自のノウハウを用いたうえで工作を行いますが、基本的にリスクを考えてまで強引に工作活動を行うことは少ないです。
別れさせ屋も、バレるリスクを取ったり、法を犯すようなことまでして工作を行うようなことはしません。
ただし、計画段階では適切な工作を考えてくれるものの、雇用している調査員や工作員の質が悪いケースはあります。
別れさせ屋は日常的に自然な接触を行うように工作しますが、未熟な工作員ばかりを採用している業者では道端でいきなり対象者に声をかけるような、不自然な接触を「してしまう」というケースもあります。
業者によって工作活動の質が大きく変わるというのは、しっかり頭の中に入れておくようにしましょう。
別れさせ屋の離婚工作が成功しやすい夫婦の特徴
その夫婦の関係性などによって、離婚工作の難易度が変わってきます。離婚させやすい夫婦がいれば、離婚させにくい夫婦もいるのです。
ここでは、離婚工作を成功させやすい夫婦の特徴について、いくつか紹介していきたいと思います。
- 関係が冷めきっている
- 離婚を拒否しているのが男性側
- どちらも離婚後の金銭的な不安がない夫婦
- 子供がいない
関係が冷めきっている
夫婦関係が破綻しているのにもかかわらず、結婚を継続しているような人たちもいます。このような人たちは、離婚工作が成功しやすくなります。
何かきっかけがあれば離婚するような関係性だと、離婚工作にかかる時間もそこまでかかりません。このような夫婦だと、ちょっと工作活動をするだけで離婚に繋げることができます。
離婚を拒否しているのが男性側
離婚工作の代表例として挙げられるのが、ハニートラップです。このハニートラップは、どちらかというと男性のほうがかかりやすい傾向にあります。
そのため、離婚を拒否しているのが男性の場合、そこまで苦労することなく離婚を成立させることが可能です。
男性と女性、どちらもターゲットにできるケースの場合は、このような理由から男性がターゲットに選ばれることが多いです。先ほど紹介した「不倫相手(男)とその結婚相手(女)を別れさせたい」という依頼の場合、不倫相手とその結婚相手のどちらもターゲットにしようと思えばできます。
しかし、ハニートラップをかけやすいということで、男性のほうがターゲットに選ばれやすくなります。
どちらも離婚後の金銭的な不安がない夫婦
「離婚をしたら生計を立てるのが困難」だと考え、離婚を渋るような人もいます。どちらかというと女性がこのような考えを持ちがちで、離婚後の生活が不安だということで、離婚に応じない人が多いです。
逆に、どちらも離婚後の生活に不安を感じていないのなら、離婚工作は進めやすくなります。経済的なパワーバランスが保たれている夫婦だと、離婚工作が上手くいくことが多いです。
子供がいない
子供がいると、子供のことを考えて離婚を避けたがるものです。子供がいない夫婦だと、まだ後戻りができる状態だといえるので、このような夫婦も離婚工作をしやすくなります。
子供の有無というのは、離婚を決断する大きな要因になるということを覚えておくようにしましょう。
離婚工作を依頼するメリットはたくさんある
「離婚ができる」「離婚をさせられる」というのは、離婚工作を依頼する最大のメリットです。しかし、これ以外にもいくつかのメリットが存在します。
先ほど紹介した、モラハラやDV夫にハニートラップを仕向ける方法を例に取ると、この夫は離婚の際に妻に対して慰謝料を支払わなければなりません。また、子供がいるのなら親権も放棄する可能性が高くなります。
普通に離婚をするのなら、モラハラやDVを受けていたということで、ある程度の慰謝料はもらえるはずです。しかし、これに不倫が合わさることで慰謝料の額も相当なものになるでしょう。
離婚をできるだけではなく、有利に事後処理を進められるというのも、離婚工作を依頼する大きなメリットなのです。
離婚させたい相手がいるなら別れさせ屋を利用しよう
この記事では、別れさせ屋が行う離婚工作を中心に解説していきました。
この離婚工作はどの依頼にも同じことを行うのではなく、依頼に応じて変化を加えて行います。オーダーメイドの離婚工作で依頼を進めていくのです。
離婚工作は確実ではありませんが、いい業者なら高い成功率を誇ります。別れさせたい相手がいるのなら、是非優良な別れさせ屋を利用してみてほしいと思います。