別れさせ屋に寄せられる依頼の中には、「夫婦を別れさせたい」というものも存在します。もちろん、このような依頼も可能です。
しかし、未婚のカップルと比べると、夫婦を別れさせるというのは別れさせる難易度が上がります。費用も膨らむことが多く、中途半端な気持ちで依頼をしてしまっては失敗に終わることもあるでしょう。
この記事では、夫婦を別れさせる依頼について詳しく紹介していきたいと思います。別れさせたい夫婦がいるのなら、是非チェックしてみてください。
別れさせ屋で夫婦の離婚依頼の主な事例
では、夫婦の離婚依頼にはどのような事例があるのでしょうか。ここでは、主な2つの事例を紹介していきます。
好きな人を離婚させて自分が付き合いたいという不倫相手からの依頼
「不倫をしている既婚者を好きになり、自分が結婚したい」という思いから、別れさせ屋に依頼する人もいます。夫婦の別れさせ依頼の中でも大多数を占めるのがこのケースです。
このようなケースの依頼は、その夫婦の関係性や置かれた立場によって成功率が大きく変わります。後ほど、「どのような要素で成功率が変わるのか?」という部分を紹介していくので、是非チェックしてみてください。
夫(妻)と離婚したいができない人からの依頼
他の夫婦を別れさせる依頼だけではなく、自分たちを別れさせてほしいという依頼も寄せられます。「離婚をしたいが相手が応じてくれない」「離婚を切り出したらDVをされる」など、さまざまな理由から別れさせ屋を頼らざる得ないということで依頼をしてきます。
このようなケースは、同居をしているということから依頼を成功させる難易度が高くなるものです。
夫婦の離婚依頼の料金相場
未婚のカップルを別れさせるのと違い、既婚の夫婦を別れさせるというのは大変なことです。そのため、料金が高くなることが多いです。
この手の依頼は、何度も何度も実働が必要になったり時間がかかったりします。未婚のカップルを別れさせる依頼よりも、3割ほど価格が高くなると考えていいでしょう。
未婚カップルの別れさせ依頼が150万円程度だとしたら、既婚カップルの場合は200万円近くかかってしまうことがあります。夫婦の別れさせ依頼をしようと考えている人は、十分な予算を用意してから行うようにしてください。
別れさせ屋への夫婦の離婚依頼が難しくなる理由
夫婦の別れさせ依頼の成功率が下がってしまうのには、さまざまな要因があります。
ここでは、夫婦の離婚依頼が難しくなるいくつかの原因について紹介していきたいと思います。
離婚を決断するのは勇気がいる
未婚カップルが別れるのと既婚カップルが別れるのでは、別れの重みが違います。既婚カップルが別れるというのは、相当大きな決断が必要になるものです。
じっくり考えて決めることであり、軽い気持ちでできるものではありません。また、離婚後にも面倒な手続きがいくつもあり、この部分を考えて離婚を渋るような人も多いです。
子供のことを考えて離婚に応じないこともある
夫婦の別れさせ依頼の中でも、さらに難易度が高くなるのが子供がいる夫婦です。「離婚をしたいけど子供のことを考えるとできない」という夫婦はたくさんいます。
場合によっては子供の名字が変わりますし、学校も転校しなければならないこともあります。3歳程度までならそこまで大きな問題はないでしょうが、学校に通うような年齢の子供がいるのなら、子供への影響を考えて離婚を断念する人が多いです。
一緒に住んでいるからこそ別れさせ屋への依頼がバレやすい
「モラハラ夫と別れたい」「離婚をしたいが妻(夫)が離婚に応じてくれない」という依頼の場合、依頼者と対象者はほぼ同居しています。同居しているからこそ、大胆な行動が取りづらくなってしまいます。
別れさせ屋のスタッフと連絡を取り合うときも、相手に見られないように配慮しなければなりません。スタッフとのメッセージのやり取りを見られてしまうこともあるでしょう。また、家計を共にしている相手ならお金についても問題になります。
一緒に住んでいることで、別れさせ屋への依頼がバレやすくなってしまうのです。踏み込んだ行動などもできず、結果的に時間がかかることになります。
既婚者相手は工作員の行動が制限される
既婚者には、貞操義務というものが発生します。他の人と体の関係を結んではいけないというもので、これが原因で行動が制限されることもあります。
ハニートラップを仕掛けるときは、ターゲットが未婚なら体の関係を持っても問題ありません。しかし、ターゲットが既婚者なら、体の関係を持つことが違法行為になってしまう可能性もあるのです。
体の関係を結んだ工作員にも、何らかの処罰が下ることもあります。既婚者相手にハニートラップを仕掛けるときは、体の関係なしで進めることになります。
このように、相手が結婚しているからこその工作活動の難しさがあるのです。
別れさせ屋で離婚させやすい夫婦の特徴
夫婦は基本的に離婚させづらいものですが、関係性によっては依頼の成功率が高くなります。では、どのような夫婦なら別れさせやすいのでしょうか。
ここでは、離婚させやすい夫婦の特徴について解説していきます。
別居中の夫婦
一緒に住んでいない夫婦というのは、依頼の成功率が高くなります。このような夫婦は、すでに関係が破綻しているといえます。どちらかが離婚を渋っている状態でも、あとひと押しすれば離婚に発展させることが可能です。
別居中の夫婦を別れさせる依頼の場合、期間も短くなりますし費用も抑えられます。
子供がいない夫婦
先ほど紹介した通り、子供がいると離婚の決断をしづらくなってしまいます。逆に、子供がいない夫婦は比較的成功率が高くなります。
子供がいない夫婦は、まだ結婚してそこまで年月が経過していないことが多いです。だからこそ、相手に対しての思い出もそこまでなく、別れを決断しやすくなるでしょう。
どちらも金銭的に自立できている夫婦
夫だけではなく妻にも収入源があり、離婚後の生活に不安がないような夫婦は、離婚をさせやすくなります。
妻側が離婚を渋る理由として多いのが、離婚後の生活への不安です。収入源がない女性は「旦那と別れた後の生活が大変になる」と考えて、離婚を提案しても首を縦に振ってくれません。
逆に、妻側に満足な収入源があるのなら、離婚後の生活に不安を感じることはありません。このようなときは、別れさせ依頼が成功しやすくなります。
別れを渋っているのが男性側だと別れさせやすい
「夫(妻)と別れたい」という依頼の場合、離婚を渋っているのが男性の場合、依頼が成功しやすくなります。
基本的に男性ターゲットにはハニートラップ、女性ターゲットなら同性の友人を仕向けて心理誘導を行うというのが、別れさせ屋の手法です。女性側に行う心理誘導というのは、相手の気持ち次第で決まってしまうものなので、成功率は低くなってしまいます。
男性側に仕向けるハニートラップは、本能のまま応じる人が多く、罠にかけやすくなるのです。だからこそ、ターゲットが男性の場合はたとえ既婚者だとしても成功率が高くなります。
別れさせ屋への夫婦の離婚依頼前に知っておくべきこと
難易度が高くなる夫婦の離婚依頼。だからこそ、事前の心構えが大切です。生半可な気持ちで依頼をしてしまっては、後悔することもあるでしょう。
ここでは、夫婦の離婚依頼をするときの心構えなどを紹介していきます。「別れさせたい夫婦がいる」「夫(妻)と別れたい」という人は是非参考にしてみてください。
長期間の依頼に耐えられる予算を準備しよう
夫婦を別れさせるためには、時間が必要です。離婚は大きな決断になるからこそ、じっくり時間をかけて依頼を進めていくことになります。
基本的に、依頼をする期間が長くなればなるほど、支払う料金も高くなります。この金銭的な負担に耐えられるように十分な予算を用意してから依頼をするようにしましょう。
途中で予算が尽きてしまうと、そこで依頼はストップします。「あとひと押しで離婚させられたのに」というときでも、料金を支払わなければ別れさせ屋は対応してくれません。
先ほど紹介した通り、夫婦の離婚依頼は200万円程度が相場になります。200万円を目安に、できるのならそれ以上の額を用意できてから別れさせ屋に依頼するようにしてください。
ターゲットの情報はできるだけ多く伝える
別れさせ屋での依頼の成功率に大きく影響するのが、ターゲットの事前情報です。この事前情報が多ければ多いほど、成功する可能性が高くなります。
逆に、この情報が少ないようだと依頼が失敗に終わってしまうでしょう。事前の情報はどんなことでも構いません。「こんな情報教えても意味ないよね?」というものでも、何かしらの役に立つこともあります。
依頼者の中には、別れさせ屋を信用せずに情報を隠すような人もいます。きちんと営業している別れさせ屋は守秘義務を守ってくれるので、提供を受けた情報を他に使うようなことはしません。
夫婦の別れさせ依頼を成功させたいのなら、別れさせ屋を信用して事前の情報をできるだけ多く伝えるようにしましょう。
一緒に住んでいるならバレないように注意する
「自分が離婚したい」という依頼の場合は、同居をしているので動きが制限されます。怪しい行動をしていると、不審がられることもあるでしょう。
このようなケースの場合は、相手にバレないように注意する必要があります。
依頼中は、何度も別れさせ屋のスタッフとやり取りをします。メッセージでしたやり取りはチェックしたらすぐ消去することで、バレる可能性を抑えることが可能です。
また、別れさせ屋の事務所に出入りするときも、誰にも見られないように注意するようにしましょう。この事務所に出入りしている姿を見られてバレるケースも多いです。事務所に行くときは、帽子を被るなどの対策が必要になります。
夫婦の離婚依頼は費用が膨らむことがあるので注意しよう
この記事で紹介した通り、夫婦の離婚依頼は費用が膨らむことが多いです。だからこそ、夫婦の離婚依頼をするときは、十分な予算を用意してから行うようにしましょう。
また、時間も必要になるので、じっくり腰を据えて依頼を進めることが大切です。「早く別れさせたい(別れたい)」と思うかもしれませんが、ターゲットが既婚者だからこそ綿密に依頼を進める必要があります。
夫婦を別れさせるのは大変ということを、依頼者側もしっかり理解することが大切です。